双子妊娠を振り返って(2) 〜壮絶だった「つわり」との戦い〜

双子出産

こんにちは、マーモットぱぱです。

前回の「双子育児」カテゴリでは、妊娠したのが双子だと判明するまでの経緯について振り返りました。今回は、その後に待っていた壮絶な「つわり(悪阻)」について、詳しくお話ししていきます。

ちなみに我々夫婦は沖縄移住する前、東京都23区内に住んでおりました。東京で双子の妊娠・出産を経た上で、家族揃って沖縄へ移住しています。この辺の経緯はまた別途ブログにまとめます。

妊娠5週目あたりから始まった異変

妊娠5週目あたりから、妻は通勤中のバスや電車で急に気持ち悪くなり始めました。もともと乗り物酔いや船酔いは全くしないタイプだったので、最初は「まさか」と思っていたのですが、症状はどんどん悪化していきました。

ついには電車の乗り換えの途中で動けなくなり、お手洗いで休んだり、体調不良で遅刻・早退したりすることが何度もありました。とにかく通勤自体が本人にとってつらく、この時期は私が車で送り迎えをするようにしたのですが、これは本当に助かったと後から聞きました。

本人いわく、症状を一言で表すなら「船酔いの状態がずっと続いている感じ」とのことで、常に気持ち悪さがつきまとうような日々だったそうです。

「食べ悪阻」というタイプ

つわりにはいくつかタイプがあるそうですが、我が家の場合は空腹になると気持ち悪さが増す「食べ悪阻」でした。お腹が空くと気持ち悪くなるので食べる、でも食べても吐いてしまう、という状態が続き、悪阻を抑えるための薬もかなりの量を使いました。結果として体重も増加していきました。

食事の面では、フランスパンやいちごなど、ある特定の食べ物は比較的口にできていましたが、その他のものはほとんど受け付けられませんでした。「これはいける」と思ったものだけ、ひたすらリピートしてました。。カルディで売っているレモンの原液を水で割ったレモン水も、当時よく助けられた一品でした。あまりにも吐く回数が多く、喉から血が出てしまったこともあったほどでした。

悪阻以外にも次々と現れた症状

振り返ってみると、悪阻の期間中は本当にさまざまな体調の変化がありました。

  • 吐き悪阻・よだれ悪阻・寝悪阻・食べ悪阻など、複数のタイプが混在
  • 頭痛やめまい
  • 喉から血が混じったような痰が出る(胃酸の影響による食道炎の疑い)
  • 口内炎
  • 37.3〜37.5℃程度の微熱がずっと続く
  • 耳が詰まったような感覚(耳閉感)
  • 胸焼けや、時々息が浅くなる感覚
  • 便秘(酸化マグネシウムでコントロール)
  • 股関節の痛み(パンツが履けないほどのことも)

これだけの症状が重なりながらの毎日だったので、妻本人の負担は想像以上だったと思います。

気分転換の工夫

横になることしかできない妻のために、何か気を紛らわせられないかと、NetflixやAmazon Prime Videoに新しく契約したりもしました。(Disney+は元から契約していました笑) ただ、それでも見尽くしてしまうくらい、ずっと横になっている時間が長かったです。

気分転換として、ディズニーホテルのミラコスタに泊まりに行ったこともありました。実はホテルのソファではあまり横になれず、滞在中も吐き続けていたそうなのですが、それでも「楽しかった」という記憶として残っているようです。夜のショーの雰囲気も、気を紛らわせる意味では良い時間になりました。

他にも、マンションのバルコニーに簡単なテーブルを置いて、涼しくなった時間に外の空気を感じながら少し食事をする、といった小さな工夫を重ねていました。妻自身は、仕事をしている時間の方が悪阻を忘れられて楽だった、とも話していました。

つわりの期間は、一般的には妊娠12〜16週頃には落ち着くと言われていますが、我が家の場合は20週を過ぎるまで続きました。振り返ると本当に長く、辛い期間だったと思います。

双子つわりQ&A

読者の方から聞かれそうな質問を、Q&A形式でまとめてみました。

Q. 里帰り出産にはしなかったのですか?
A. 夫婦で話し合った結果、里帰り出産はしませんでした。里帰り出産というと、一般的に奥様が実家に帰って出産-育児まで滞在することがほとんどだと思います。しかしこれでは「夫婦ともに同じスタートラインに立ったうえで、出産・育児を共に乗り越える」ことはできないと思いました。刻々と変わる状況を二人で共有して、話し合いながら乗り越えていきたいと思い、里帰り出産は選択しませんでした。

Q. 双子妊娠だと、通常より健診の頻度やエコーの回数は増えましたか?
A. 検診は妊婦健診18回+多胎児等のリスクの高い妊婦固有の「ハイリスク妊婦」用の検診が12回ありました。(これはお世話になった病院特有の検診で、保険診療でした。)
自治体から助成対象の妊婦健診について、区役所に届け出た際に頂いた助成券14枚は使い果たしました。オーバーした分は産後申請して区役所から入金してもらいましたが、入金日が遅かったので少し不便でした。
検診の頻度について、産休に入る前は月に2回ほど、産休に入ると毎週検診があるようなイメージでした。

Q. 微熱が37.3〜37.5℃くらいずっと続いていましたが、これは心配ないのでしょうか?
A. そんなものです。妊婦はあつい。(某番組より転載)

Q. 悪阻の薬は何を処方してもらいましたか?どのくらいの期間服用しましたか?
A. 業界ではあるあるのようですが、ピリドキサール(ビタミンB6)、プリンペラン、そして漢方「小半夏加茯苓湯」を処方いただきました。正直効いている感じはなかったようです。そして漢方は苦かったようです。

Q. 仕事はいつまで、どのような形で続けましたか?
A. 労働基準法によると産前休暇は出産予定日6週間前からですが、多胎妊娠だと14週間前からですので、法律に沿って休みました。逆に言えばそれまで妻は仕事を続けました。最後の方はお腹もかなり大きくなり、激しい動きを伴う仕事は任されなかったようです。

Q. 通勤の送り迎え以外に、夫として具体的にやったサポートはありますか?
A. 「これは食べられる」と妻が判断したものを求めに、スーパーへ行くこと。またUberEats等のアプリにはためらいなく頼ること。「気持ち悪い…」と唸る妻に寄り添うこと、etc…

Q. 悪阻や体調はいつ頃落ち着きましたか?
A. 25週ぐらいまで続いたようです。。恐らく単児の場合と比べてかなり長い方だと思います。

つわりが教えてくれたこと

つわりの間、妻は仕事どころではなく、否応なく自分自身と、お腹の子どもたちに意識を集中させる時期になっていました。

よくつわりは「これから始まる育児のための準備期間」といいますが、あながち間違いでもないと思います。実際、現在も双子の育児は本当にギリギリの毎日で、それに向き合うための集中力を養う訓練のようなもの、と、今更ながら思います。

とはいえ「なければないに越したことはない」というのが正直なところです。今後、つわりをなくしたり軽減したりする治療が進んでいくことを、これから妊産婦になるであろう皆様のためにも期待したいです。

おわりに

妊娠初期は、双子とわかった衝撃と、想像以上に長引いたつわりとの戦いの日々でした。何が必要かもわからないまま、とにかく目の前の症状に向き合うことしかできなかった、というのが正直な実感です。

次回は、妊娠中期・後期について振り返っていきたいと思います。それではまた。

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